ドリィム







ドリィム









あいさつひとつで、顔が赤くなっちゃうような女の子になりたかった。




























スリーピーガール
































「おはよう」



「あ〜レゴラスおはようございま〜す・・今日もちゃんは朝からよだれで頬がかぶれちゃいました」


「・・・・ふーん」


「(反応薄ッッ!)可哀想とか、大丈夫?の一言はないわけ?」


「毎日よだれで頬かぶれさせてるようなヒトに何が言えるの・・」


「 " そんな君の可愛い頬を、僕が唇で治してあげるよ・・" とかさ。」


「・・・死ぬべき」


「(・・・・べきですか。)」



















でもきっとレゴラスに、そんな事言われたら,

あたしはきっと鼻血の湖を作るでしょう。(表現汚し)


















「今日ねー僕、朝起きたらよだれでほっぺたかぶれちゃってたんだー」


「えぇっ大丈夫かい?フロド!」


「ちょーーーーーっと待ったァ!そこの金髪野郎!さっきのあたしとえらく対応違うじゃねぇか!」


「え」


「「え」じゃなくて!どうゆう事だよ説明しろ!」


「朝から元気だなは、どうした?お前も頬がかぶれたのか?」


「え〜〜〜んアラゴルン〜そうなの〜あたし超朝から可哀想な子なの〜〜〜!!!」


「キモ」


「今・・・レゴラス「キモ」ってゆった・・?」


「ううん?ゆってないよ?は可愛いねって言ってたんだ」


「 ( あきらかに2,3文字だったし!!!) もっとバレない嘘つこうよ!!」


「まぁまぁ、落ち着いて、今日は一日お休みの日なんだから。ゆっくり過ごそうよ」




ピピンにそうなだめられ、あたしはプリプリしながら椅子に座り直した。






今日は一日、休憩をとるために一泊する日なのでゆっくり食事を取り、色々遊べる事が出来た。



あたしは今日こそ、一日中ずっとレゴラスといたかったけれど、レゴラスは一人でいるのが好きだし

どうせ無理だろうと諦めていた。






















「ガンダルフ、お昼から出かけるの?」


「おぉ、そうじゃよ。魔法使いの仲間の所へ用事があるんじゃ」


「そっか・・ね、このへんて何か面白い場所ある?」


「うーむ・・確か、近くに綺麗な原っぱがあったぞ。オークに気を付けてな」


「はーい!いってらっしゃい!」








あたしはガンダルフを見送ってから、早速その原っぱに行ってみることにした。


























「フーロードv今からさ〜ちかくの原っぱ行ってみない?綺麗なんだって!」


「うーん・・行きたいけど、僕これからサムとあそこの森探検するんだ。もそっち行こうよ」


「んー・・どうしよ」


「・・じゃぁレゴラス誘っていきなよ、確か部屋にいたよ?」


「や、いいよ、別に。折角の休憩日だし・・レゴも一人になりたいよきっと」


「そうかなぁ・・じゃ、ごめんね、僕行くね。来ない?」


「うん、いい。ありがと、いってらっしゃい、オークに気を付けてね」















あたしは仕方なくフロドを見送ってから、一人でその原っぱに向かった。





原っぱは綺麗で。壮大で。


あたしの何となく孤独な気分を、咲いている小さな花がまぎらわしてれる気がして、なんだか気持ちよかった。



壮大な真緑の草原を歩いていると、ふと木の木陰に人影を見つけた。













「・・・レゴラス・・?」

















何本か立っている木の木陰には、レゴラスが座っていた。




「レゴラス!ここに来てたの?あたしも、今来たん・・・って・・あれ?」










そのレゴラスの端整な顔立ちのまぶたは、しっかり閉じられていて、長い睫毛が風にゆれていた。




「レゴラス?寝てんの・・・?」




返事すらない。


熟睡してるのだろう。あたしは仕方なくレゴラスの隣に座ってみた。










「ん・・・?」




数分後、目を覚ましたレゴラスは、目をこすりながらあたしを振り向いて名前を呟くように呼んだ。






「あ、おはよレゴラス。ごめん、起こした?」



「いや・・普通に目が覚めた。どうしたの。いつ来たの」



「ん、結構今さっき。寝てていいよ。あたしも眠いし。隣で寝てていい?」



「いいけど、でも折角来て寝るんだ?」



「あんただって寝てたじゃん。」



「そうだけど。この木寝心地悪いよ。ゴツゴツしてて」



「じゃーレゴラス膝枕してぇー」




「・・・・・逝くべき」



「(やっぱりべきですか・・)・・・ちぇ。」





「・・嘘だよ、いいよ。おいで」




「・・・・・・・へ?」




「「へ?」って・・。自分から言い出したんだろ。ほら、おいで」






あたしがパチクリしていると、レゴラスは相変わらずな冷めた目であたしを見つめている。




「何?したくないの?ならいいけど」


「いや!します!寝させてください!!!!」





あたしがそう言って慌ててレゴラスの膝に手をつくと、その途端、

いきなり首らへんを押されて、あたしは思わずレゴラスの膝に倒れ込んだ。



ふわりと、レゴラスの匂いがする。




























「・・・・・寝ないの?」


「・・・ね、寝れませぬ・・・」


「・・・じゃぁやめようか?」


「いや!絶対動かない!」






あたしがそう上を向いてレゴラスを睨むと、レゴラスはいつも絶対しないような優しい笑顔で微笑んでいた。

あたしは顔の上に降りかかる、細い金髪をサラサラと手に触れると、レゴラスは目を細めて笑い、

静かにあたしのおでこを撫でながら、眠そうにまぶたを閉じた。




「レゴラス寝ちゃうの?」


「・・・のいい匂いするし・・何か今気分良いから」




狙ってこうゆう事を言うんだろうか。


あたしは不本意にも真っ赤になって、でも顔を見られたくなくて必死で顔を背けながら


「テキトーな事言ってんじゃねぇよぉ〜・・」


と呻きながら、レゴラスの膝の上で寝返った。








レゴラスはクス、と笑ってからまた目を閉じて、あたしはそれをじっと見つめながらゆっくり目を閉じた。






「あ、


「え?」


「・・・僕の膝の上によだれ垂らしたらこの木の下に埋めるからね」


「・・・・へ・・へへ・・」







あたしがそう力無く笑って、眠さで目を閉じると、ふわりとレゴラスの匂いが近くでして、

自分の唇に、風で冷えたレゴラスの唇を感じた。





それから少しして、レゴラスの聞こえないくらいの寝息が定期的に聞こえてきて、

それでもあたしの頬に優しく触れてくれている彼の手が嬉しくて


ただただ、あたしはレゴラスの膝の温かさにニヤニヤするしかなかった。
























あいさつひとつで赤くなれるような純粋女の子になりたかったけど。












このヒトといて、それくらいで赤くなってたらちゃこんな時。きっと心臓が口から出てただろう。
























「時が止まればいい」








初めて、その言葉を実感した気がした。



































あとがきと書いて懺悔と読む


さと様の222番、キリリクでございます〜〜!!

いや〜・・テーマは「膝枕」と「昼寝」だったのですがぁ〜・・・

「ぉいぉい何かテーマにこじつけすぎてんじゃん」と思われた方・・・

すいませんでした!!!!


謝った後笑って誤魔化すのが私の生き方でございます。アッハッハッハッハ!!!


では〜(逃)










ブラウザバック推奨



















































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