男の理論〜ボロミア編〜














旅をしているとよく分かる。




















「コイツはそういう奴だ」とか、「アイツはああゆう奴だ」とか。












俺は結構カンが良い方だし、3日も一緒にいりゃすぐそーゆうのが読めるんだけど。





















そのはずなのに、俺にはこんだけ一緒に旅しててもよく分からない奴がいる。



































それは・・・





































「お前の事だよレゴラス!!!」




「はい?」




「いや・・・何でもねぇよ。別に。あれ、その花なんだ?」




「あぁ、これはに花の指輪を作ってみてくれって懇願されたもんですから。編んでるんです」




なぁ・・・あいつ、絶対お前の事好きだよな」




「さぁ・・僕にはよくわかりませんが」




「嘘つけ!!!絶対気付いてるだろお前!」




「そんな好きかどうかも分からないのに」




「俺にぁそーゆうのがっよく分かるんだよ!!敏感だからな!!なー?アラゴルン、そうだよなー?」




「え?何の話だ?」




「聞かなくていいですよアラゴルン。戯言です」




「え?あ、あぁ・・」




「うるせぇよ!いーから聞けって!!の話だよ!あいつ、絶対レゴラスの事好きだと思わないか?」




「あぁ・・・それはまぁ、・・そう思うが」




「アラゴルンまで・・・やめてください」




「お前マジで気付いてないのか?あいつの気持ち」




「気付いてるに決まってるじゃないですか」




「え」




「何だよもーーー!!気付いてんのかよ!!!」




「声でかいですよ」




「ならばレゴラス、の気持ちに気付いていながら知らないフリをしてるのか?」




「んー・・まぁそんなとこですね」




「え?何でだ??」




「今は旅の途中です。旅中にデキちゃっても困るでしょう」




「デキるって何が?」




「子供」




「ゲホッッッ!!!」




「冗談ですよ」




「お前が言うと冗談に聞こえねんだよ馬鹿!!」
















ボロミアは怒ってレゴラスを睨むと、レゴラスはクスクス笑いながらさっさと歩き続けた。








































「じゃぁ・・その、あれなのか?旅さえ終われば、の気持ちを受け取るのか?」




「受け取る・・?」




「その、あれだよ、結婚・・とかって事だろ?」




「・・・・・結婚?僕が?と?旅が終わったら?」




「(そんなあからさまにありえない顔するなよ)・・受け取るつったら、そーゆう事だろ」




「・・・・ケッコン・・・」




「少女の永遠の夢は、「結婚」だそうだからな」




「その考え方って古いんじゃないのかー?」




「仮にそうだとしても、は違うと思いますけど」




「そうだよな〜聞いてみるか!意外とそうかもしれねぇし」




「結婚が夢・・・・ハッ、まさか」




「(レゴラスって意外とすごい冷たい奴なんだな・・・)じゃぁ、私が聞いてこよう」




































ー5分後ー




















































「・・・・・聞いてきた」




「何だって!?、何つってた??」




「・・・・・「クマ鍋を食う事」・・・だそうだ」




「・・・・・・・」




「・・・・・・・」




「クマ鍋・・・ねぇ。いつか叶えてやれよ、レゴラス」




「僕なんですか」




「あったりめーだろ。将来のお婿さんだろー?」




「クマ鍋って、そんな将来の夢になるほど美味いのか?」




「さぁ・・僕も食べた事はないので」




「俺は一度ある。弟と二人で獲って食った。まぁ、普通だったな」




は一体、クマ鍋に何の幻想を抱いているんだろうか・・」




「さぁー・・・ですしね」




「そうだなだしな」




だもんな・・・」




「・・・・・・・」




「・・・・・・・」




「そういえば、レゴラスお前闇の森に恋人がいたって話本当か?」




「は?何ですそれ」




「お前その顔だしな。モテただろうになぁ」




「・・・・まぁ、人並みに」




「で?恋人は本当にいたのか?」




「・・・恋人・・・なんだろうかあれは?・・って感じの人なら何人か(ニコッ)」




「(そこ笑顔はダメだろ)・・お前最低だな。本命はいなかったのか?」




「フフ、それは秘密です。そういうボロミアこそどうなんです」




「俺!?俺ァ・・・まぁいなかったと言えば嘘になるな」




「へぇ・・それは気になりますね」




「アラゴルンはアルウェン一筋だもんなー?どうやって落としたんだ?そこんとこ教えてくれよ」




「なっ・・そんな、落としたとかいう訳ではないぞ」




「アルウェンは今頃貴方を想って一途に待ってらっしゃると思いますよ」




「そんな照れる事を言うなレゴラス」




「ってゆうかさ、レゴラスお前、何食ったらその顔と髪とその体型を維持出来るんだ?」




「・・・ダイエット中の女性みたいなセリフですね・・正直キモイですよ」




「だぁって気になるんだよ!!街を歩きゃ、ほとんどの女がお前を振り返る!!何故だ!?あれは何でだ!??」




「エルフが珍しいんでしょう。それだけですよ」




「そう焦るなボロミア。お前も結構振り返られてるぞ?この前、あそこの食堂に入った時女の子達に囲まれてたじゃないか」




「あー・・あの時ね。あの時は確かにな」




「アラゴルンも結構モテてますよ。街とか歩いてても」




「いやーやっぱレゴラス今ンとこ一位だよな。絶対」




「そうですかね」




「意外とギムリが人気あるって知ってました?」




「知らない!!!!」




「この前の宿屋で、「可愛い〜」とか言われて髭みつあみされてましたよ、彼」




「えー!!それは意外な新事実だな!」




「ガンダルフは?」




「あれはジジイじゃねぇか」




「まぁ確かにジジイだな」




「でも「可愛い」率で言うと、ホビットに勝るものなしだな」




「フロドはいつも人気だな」




「本当に可愛いですからね。フロドは」




より?」




「ノーコメント」




「うわー」




「あいつは何かいつもオドオドしてて、守ってあげなきゃ気分になるんだろうな。女共は!」




「母性本能ってやつか?」




「あー」




「俺は、どっちかってぇと、そうゆうの苦手だけどな」




「ボロミアに母性本能感じる人少ないと思いますよ」




「失敬な!!俺はこうみえても結構ナイーブなんだぞ!!??」




「ハッ・・・ナイーブ」




「(こいつムカツク!!!)お前こそどーなんだよ!!お前に母性本能感じる女もいねぇよ!」




「・・・感じさせようと思えば簡単ですよ」




「あーん?んーじゃぁ試しに・・・そうだな、にやって来いよ。母性本能感じさせて来い!」




「・・・もしさせたらいくらくれます?」




「(金かよ!!!)・・100ギルやるよ。ほら、行って来いって!!」




「仕方ありませんね・・・じゃ」






















































、花の指輪、編めたよ」




「わーい!!やったぁありがとぉー超可愛い!」




「いいよ、別に。って・・・・あ、指・・・切ってる」




「あー!!ホントだ血出てるよ!!どうしよう何で切ったんだろ・・」




「この花の葉っぱで切ったんだと思う・・・結構痛いな・・・つっ・・」




「嘘どうしよう、危ない葉っぱだったのかも!!あ、待ってこの薬塗ればいいかも!さあきあたしも足擦りむいた時もらったの」




「ありがとう・・・」




「大丈夫ー?ハイ、塗るから指出して。痛くない?」




「・・・ん、まだちょっと痛いけど・・」
















そうレゴラスは呟くように言いながら、の鎖骨らへんにコトンと頭をもたれかかせた。
















「レゴラスッ!///そんな痛い?」




「痛い・・・けど、平気・・・」




「レゴラス・・・」




「もうちょっと、もたれてていい・・・・?」




「うん、いいよ・・・」


















そうレゴラスの頭を優しく包んだの「可愛い・・」という母性心溢るる顔を見て、レゴラスはボロミアの方を向き、ニヤリとした。






















































「100ギル」




「わぁーったようるせぇなぁ!!チクショー何なんだお前!」




「しかし本当にすごいなレゴラス・・のあんな顔初めて見た」




「女性は誰しも母性本能持ってますから。簡単ですよ」




「何かムカツクなぁ・・益々お前の事がわからん」




「僕の事なんか分かったって面白くないですよ」




「確かにレゴラスはいつも謎めいたところがあるな」




「僕からすればアラゴルンもたいがい分かりませんけど」




「アラゴルンは分かりやすいじゃねぇか。クールな熱血男だよ」




「・・・・そんな褒めるな、俺はそんないい男じゃない」




「謙遜すんなって!その上優しいという完璧な男だ。女の理想像だろ」




「よしてくれボロミア」




「アラゴルンはたしかに優しいですよね。いつも思います」




「お前は冷たいからな、レゴラス」




「そうですね、自分でもそう思います(ニコッ)」




「(今一瞬寒気が・・)俺って、皆から見てどんな性格?」




「・・・乱暴」




「・・・・自己中?」




「そのくせ寂しがり屋・・・」




「そんな感じですね」




「どんな感じだ それボロクソじゃねぇか」




「良いところはだな・・・意外と世話焼きとか・・だな」




「あーそうですね。時たまおせっかいですし」




「照れ屋だな」




「でもすごい照れ隠しが下手」




「下手だなぁ。いつも思うよ」




「うっうるせえよ俺は照れた事なんてない!!!」




「ほらまた照れてる」




「て、てっ、照れてねぇよ!!チクショーお前ら馬鹿にしやがって!!!」




「いいじゃないですか、そういうボロミアがいいんですよ」




「あぁ、お前らしくて好きだぞ?」




「ボロミアはそうでなくっちゃ、って感じですよね、アラゴルン」




「これからも頼りにしてるぞ、ボロミア」























































よく分かねぇ奴らだけどさ。












レゴラスに関しては、謎は深まっちまっただけだし。
























でも、ひとつだけの事は前から分かってる。
























良い奴らだ。それだけは、ずっと知ってる。




























よくわかんなくても、謎めいてても、それだけで十分だ。




































「俺は恵まれてるのかもしれねぇなぁ」




「・・・仲間にですか?」






「そうだよ」




「僕はボロミアがいる限りあんま恵まれてるとは言い切れな・・・」




「何なんだ一体ブッ殺すぞ!!!!」




















































俺は仲間に恵まれてる・・・・・かな?



















































おわり〜
































わーい。

何だこのお話。

「レゴとアラとボロのやりとり」っちゅう事だったんですが、やりとりすぎね。あんたら。

って感じですね。

まぁこれはこれで・・・

では、キリリク有り難う御座いました!!翼様〜〜!!



















































































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