ドリィム







おまじないは、何ですか?








































マジック・オブ・ラバー






































「レゴラス聞いてよぉぉお〜〜〜!!!今ねっボロミアに肩揉ませたら、あたしの乳まで揉みやがったんんですけど!!!!」


























ある旅の途中の事。




あたし達10人は、大きな森に野宿をしていた。




















「・・・・あ、そぉ」




「ちょっとレゴラス何その冷たい反応!乳だよ!?乙女の!!」




「ち、違うんだよレゴラス!!偶然ぶつかっただけだ!!!大体が「もっと内側もちゃんと揉め」とかゆうから・・」




「口出ししてんじゃねぇよこのセクハラ親父!!!!」




「セクハラぁ!!??」




「必要以上のボディータッチはセクシャルハラスィメントなんだよバ〜〜〜〜〜〜カ!!!!」




「(ハラスィメント・・?)・・ってゆうか五月蠅い・・もーちょい黙って」




「酷いっっっ!!!とうとうレゴラスまで!!!!!」




「(だから五月蠅いって・・)いいじゃん肩揉んでもらったお礼だと思えば。人生ギブアンドテイクだよ」




「そっっ・・そぉかもしれないけどぉ!!!!ボロミアに揉まれたっちゅうんは許せないの!!!」




「何だそれかなり差別だろ!!じゃぁレゴラスなら揉まれてもいいのか!?」




「ったりめーだろ!!てめぇの脳ミソはスポンジか!!!レゴラスなら乳くらい何てことないわ!」




「(こいつホント許せん!!!) ってかなぁ!お前の胸なんか触っても嬉しくも何ともない!!胸か背中かもわかんねぇよぉな・・」




「・・・・・・」




「・・・その、何か、その・・小さいというか薄い・・というか・・」




「・・・・・・」




「いや・・その・・・何て言う・・か・・」




「・・・・・・・・れ・・」




「え?」




「入れや・・・・」




「・・・え?何・・・」




「今すぐそこに穴掘って一生入れやぁぁぁぁぁあっっっ!!!!」
















































毎日がこんなだったから。










あたしは自分は強いんだと信じてた。




















誰よりも強くて、だからきっと、ちょっと苦しい事があっても乗り越えられると、思いこんでいた。
















































が怪我した!!!ガンダルフ、レゴラス、皆、ちょっと止まって!!!」












オークに全員が襲われた時の事。






あたしはいつも通り、弓と剣を振り回して、どんどんオークをなぎ倒していた。




いつもそんな調子で勝てていたから、少し油断して、まだ少し息のあったオークに後ろから足を刺された。










足に刺さった剣は貫通しかけていて、痛みに強いあたしでさえ、1時間程は声が出ないくらい痛かった。




















そんなわけで、あたし達はしばらくそこから少し離れた場所で、休息をとる事にした。












































「・・・・は?」




「・・・一言も喋りません。大分ショックだったみたいです」




は負けを知らん子じゃったからの・・・油断した自分を許せないんじゃろう」




「・・・そう、みたいです・・・」




「レゴラス、お前はしばらく側にいてあげなさい。痛さは尋常ではないと思うからの。強がって平気そうにしとるが」




「ハイ、わかりました」





























































「・・・・レゴ・・」




「大丈夫・・じゃないと思うけど。あ、無理しなくていいよ。寝てな」




「・・・・ん・・」




「( 口を開くのも辛そうだな・・)・・ずっとついてるから、ゆっくり寝てていいよ」




「ごめ・・・・・・いっっ・・・た」




「痛い?」




「・・・・・平気。2日も寝れば治るっ・・」




「・・・治りませんよ。いいから寝てなさい」




「治るってばっ・・・つっ・・」




「ホラ見ろ。寝てろってば。いるから、ずっとここに」




「・・・・・・・・ハイ」




























こんな面倒見の良いレゴラスは初めて見たな、とあたしは正直痛くて痛くて死にそうな足を硬直させたままそう思った。





レゴラスは本当にずっと一緒にいてくれて、あたしはガンダルフが作ってくれた薬で少し楽になっていった。






































〜〜大丈夫!?ごめんね、僕が側にいたのに、全然役に立たなくて・・」




「・・・フロド・・・そんな・・平気・・から・・」






「・・・・・・・レゴラスぅ」




「?何」




「やばいよぉが大人しいよぉ絶対おかしいよぉ」




「・・・・まぁね」




「な・・・に二人でめちゃくちゃ言ってやが・・る・・・・」




「ほらぁ〜〜〜〜〜もう勢いがないもん全然恐くないもん〜〜〜〜〜」




「・・・・・・・まぁね」




「だから好き勝手言うなっっっっっ・・・・・・てん・・だぁ・・」




「・・・・・よっぽど痛いんだね・・・」




「ボロミア呼んできて好き勝手言わせてみたいね」




「あ、寝ちゃったし」




「きっとしばらく寝るよ。フロド、君も休んで」




「レゴラス一人で平気?眠くない?」




「平気平気」




「レゴラスはが大切なんだね」




「フ、そうだね。大切だよ」












































「起きてるっつーの」ってゆうタイミングを逃して、あたしは最後までレゴラスとフロドの会話を聞いてしまった。







顔が赤くなっちゃったら、起きてたことバレちゃうのに・・耐えろ、自分、と思いながらあたしは必死で顔を強張らせた。












































夜中に、痛さは尋常じゃなくなっていった。




ガンダルフがくれた薬をさっき飲んどけば良かったのに、大丈夫だろうと飲むのをやめちゃったから、今最高潮に痛い。








汗がダラダラ出て、とにかく痛くて泣きたくて、頭の上にはお母さんの顔すら浮かんだ。
























、痛いの・・・?」







あたしの呻く声が聞こえてしまったのか、レゴラスが様子を見に来てくれた。








「痛い?」




「・・・痛い・・」




「薬は?」




「飲んでな・・・」












あたしが痛くて泣いていたから、レゴラスもビックリしたのだろう。あたしの手を強く握って、側にあった薬を見つけて飲ましてくれた。











「口開けて」




「痛い・・・・」




「薬が効けばマシになるから・・飲んで」




「・・・・ん・・・ゲホッゴホッ」




「いい子。・・・ガンダルフ呼んでくるから、きっと一時的に痛みを治してくれるよ」




「・・い・・・いらな・・・・」




「・・・・でも」




「ここにいて・・」




「・・・・わかった」








































不安で不安で仕方なかった。




自分がこんなんになっちゃうなんて想像もつかなかった。




レゴラスがずっと心配そうにあたしを撫でてくれていて、何だかそれは嬉しかった。




























「あのオーク・・・死んだ・・・?」




「え?」




「あたし刺したオーク・・・死にかけ・・・だったじゃん・・・」




「・・・・死んだよ」




「くっそ・・・あたし・・が、喉を串刺しにしてやろぉと・・思ってたの・・に・・」




「あぁ、それはごめんね」




「・・・何・・」




「喉じゃなくて、頭を矢でブチ抜いちゃったから」




「・・・・・・レゴが?」




「大切なヒトを刺したから。仕返し」




「・・・・・・・そう、なの?」




「うん。あ、薬効いてきたみたいだね。熱がひいた」








レゴラスはそう言いながら、寝ているあたしのおでこに自分のおでこをひっつけた。




レゴラスの顔がうつろなあたしのすぐ真上に見えて、ぼや〜としか見えなかったけど、やっぱり彼の顔は綺麗だと感じた。








「レゴラスやっぱり綺麗だねぇ・・男性ホルモン足りてないっちゅうくらい肌キレー・・」




「・・・それ、熱のせいでそんなフザけた事ぬかしてんだよね」




「・・・・・嘘ですすいませんごめんなさい」




「・・・僕寝るから。おやすみ」




「うん・・・ねーレゴラス」














そうあたしが話を続けようとすると、レゴラスがふとまた顔を近づけて来て、あたしの唇に優しく唇を押し当てた。




あたしがしばらく黙ってされるがままにしてたら、レゴラスはそのまま何度も何度も口づけてきて、そして顔を離し、笑った。






























一番のクスリだと、思った。



































そのままあたしもレゴラスも寝て、次の日起きた時、レゴラスがまだ椅子の上で寝ていてビックリした。



きっと、あたしが寝てからも何度か起きてくれたんだろう。




人形みたいな寝顔だった。・・・レゴラスは怒るだろうけど、フランス人形みたいな。









「・・・ん・・おはよう・・」




「あ、おはようレゴラス。足、大分楽になったみたい」




「薬飲んだだけでホントに2日で回復するとはね・・・。人間の域越えてる・・・」




「五月蠅いわねぇ!まださすがに歩けないよ!」




「当たり前。ガンダルフ呼んでくるから、待って」








































気持ちはすごく楽だった。




あーーーんな不安で、自己嫌悪と痛みで死にそうだったのに。




















!もう治ったんだって?やっぱりお前は人間じゃないなぁ」




「うっせぇよボケミア。黙れ死ね」




「ボケミアァ!!??何だ所詮ドワーフのくせして!!!」




「ドワーフぅ!!???ギムリの親父と一緒にしてんじゃねぇよ!!」




「足貫通させといて2日で治るのがおかしいんだよ!!!」




「んふふ〜〜〜ちょっとしたおまじないで治っちゃったのッ☆」




「何だよ気持ち悪い・・何だ?おまじないって」




「いや〜〜んそんなの言えなぁぁ〜〜〜いッッッレゴラスのチューだなんてっっ!!」




「(うわスゴイゆってるし!!)キスゥ!?お前にぃ??」




「そーだよ。あたしとレゴ様は赤い絆で結ばれてんだよ。てめぇなんてお呼びじゃねぇ」




「お前が「痛い痛い」うるせぇから口ふさいだまでなんじゃねぇの?」




「痛い痛いだなんて言ってない!!・・・けど・・・ちょっとそうかもしれない・・」




「あ、バレた?」




「あ、レゴラス・・・って・えぇ!??マジでそうなの!?」




「眠いってゆってるのにまだ元気に話そうとするから」




「ギャハハハハハハハ!!!レゴラス、こいつ勘違いして可哀想だぞ!!」




「レゴラスぅ〜〜あたし達の昨日の愛は何!?」




「何って」




「レゴラス!今すぐこの可哀想なに愛の証明してやれよ!!ププッ」




「うるせーよボロミア!!!・・・って」
























あたしがボロミアに向かって腕を振り上げたその瞬間、レゴラスがいきなりキスをしてきた。
































「・・・・・・ご満足?ボロミア。これ、僕のモノだから」
















そう、どんな悪どい女でも男でも騙せそうな綺麗な顔で、レゴラスはあたしの首に腕を回しながら微笑んで、言った。








































カメラがあったら、その時のポカーーーーンと口を開けたボロミアを確実に撮って、100枚焼き増ししたのに。
































多分あと1時間もすれば、歩けるようになるでしょう。












彼の、おまじないのおかげで。




























あとがきと書いて懺悔と読む


・・・終わらせちゃった・・。

わーい万歳!何か最後とかレゴさんキャラちゃうしね!!

ええねんもう何でもええねん!!

というわけでお粗末様でした。









ブラウザバック推奨



































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