ドリィム
りんご日記 ACT.5 〜林檎 <最終章>〜
レゴラスに突然のプロポーズされて3日。
あたしとレゴラスは、二人で森の中で座りながら話していた。
「・・・・・・でもまさか、プロポーズして怒られるとは思わなかった・・」
「な、あ、当たり前でしょー!!一回思いっきりフッといて、どんでん返しだわよ!!!」
「別に悪いどんでん返しじゃないし」
「で、でも!ビックリするじゃないイキナリだったし・・!!」
「泣いてたくせに」
「泣いたけど・・」
「嬉しかったくせに」
「死ぬほど嬉しかったけど」
あたしそう言って俯くと、レゴラスはクスクス笑ってあたしの髪を撫でた。
「ねぇレゴラス・・確かにあたしは、レゴラスより先に死んじゃうけどね?」
「うん・・・」
「あたしは、レゴラスのひとときの思い出の一部になれればそれでいいの」
「・・・・・」
「ずっと、なりたかったの。レゴラスの人生の一部に・・・。だから、なれて、嬉しい・・」
「・・・うん」
「・・・あ、見てレゴラス!林檎!林檎なってる!」
「ホントだ・・食べたい?」
「うん。食べる!」
あたしがそう頷くと、レゴラスは細い腕を伸ばして、林檎を2個もぎとってくれた。
「まだちょっと青い?」
「や、大丈夫だと思うけど・・すごい美味しいよ!」
「ホントだ」
「ウヘヘ・・美味しいねレゴラス、嬉しい?」
「は?何・・うん、嬉しいけど・・・。普通に美味しいし」
「そっか・・・」
「父上に報告行こっか。きっと驚くよ」
「王様、倒れないかなァ〜・・あたしとレゴが結婚なんて、かなり前途多難だよ?」
「仕方ないでしょ。僕はもうしか無理なんだから」
「アハハ、何「無理」って」
「意外のお姫様は、アウトオブ眼中って事!ほら、行くよ」
「・・・うんっ」
ねぇレゴラス、あの時食べた林檎の事、覚えてる?
あのねレゴラス、あたしは、あの時の、林檎みたいな存在になりたかったんだ。
小さくて、まだ少し青くて、でも、食べると美味しくて、ちょっと幸せになる。 そんな林檎になりたかった。
あの時の林檎の事。貴方はもう忘れちゃってるかもしれないけど、いつかそうやって、自然とあたしの事も忘れてしまっていいよ。
切なくて、苦しくて、それでも諦められなかった貴方への想いに比べれば、それくらいの切なさは、何て事ないから。
貴方の、人生の林檎になれた事が
私の人生の大きな林檎となりました。
ありがとう 大好きだよ
ずっと ずっと。
は〜〜〜い!!やっとこさ終わりましたりんご日記!
も〜〜何であたしってこうシメが下手くそなんやろ・・・
絶対上手く終われへん!!ごめんなさい!!ホント文才ゼロで・・!!
中途半端やなぁ〜〜〜嫌や〜〜
でももう為すすべがない・・・!!死
・・・てなわけで。はい。
唯一に「切ない系連載」(苦笑)も終わってしまいました・・。
正直疲れましたが書いてて楽しかったです!!
また、ご感想とかドシドシくださいね!!
お粗末様っした!!!
ではっ★★
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